1973年12月3日にオープン、モルディブで3番目にできた老舗リゾート『バロス・モルディブ』は、開業から50年以上経つ現在でも昔からある美しい自然を保ちつつ、時代のニーズに従って新しさも取り入れてきた、温故知新のようなリゾートです。
「バロス」を運営するモルディブ資本の「Universal Resorts」は、モルディブに深い愛情を持ち、世界中を旅してきた目の肥えた旅行者の心をどう惹きつけるかを絶えず模索し、モルディブの真の魅力を伝えることに一切妥協しないリゾート運営のプロ集団で、他にも「ミライドゥ」「フヴァフェンフシ」「カンドゥル」「ディガリ」などのリゾートを手掛け、それぞれの島の魅力を最大限に生かしたリゾート演出を貫いています。
そんなUniversal Resortsが長年手掛けてきた「バロス」とはどういうリゾートなのか。。。
単に老舗リゾートという表現だけでは語りつくせない、バロスでしか味わえない・体験できないことにフォーカスし、ブリュクシー目線でバロスの奥深い魅力に迫ります。
《目次》
1.1周約10分程の小さな島に溢れる自然美
2.最高のシチュエーションで食事を楽しむ
3.あえてビーチヴィラに泊まってみる
ポイント① 👉 1周約10分程の小さな島に溢れる自然美
もともと椰子の木が覆い茂る無人島をリゾート島に生まれ変わらせ、開業前やその後の改装工事の度に植えられた植物も年月を経て大きく成長し、バロスは1周約10分程の小さな島とは思えないほど緑濃い自然に恵まれています。その緑の豊かさ故、桟橋に降り立っても、その先にどんなリゾート風景が広がっているのか想像がつかず、秘密の島に足を踏み入れるような冒険心を駆り立ててくれます。
島の中に入る前に、まず足を止めたくなるのがバロスの桟橋。船着き場としての役割を果たすだけでなく、ターコイズブルーの海に佇む姿や、夕暮れ時の淡い海に浮かび上がる姿は絵葉書のように美しく幻想的で、まるで別世界に来たかのような感覚を覚えます。
桟橋の姿に見惚れつつ、いよいよ島の中へ足を踏み入れると、” そこには手付かずの自然が広がり。。。” という誰もが抱く想像を覆してくれるのがバロス流。溢れんばかりの緑を手付かずのまま残すのではなく、島内の小道に木々が無造作にはみ出さないよう美しく手入れされ、木の生え際には背の低い葉植物を植えて落ち葉や枯れ木が目立たないようにし、まるで熱帯雨林の中に造られたボタニカルガーデンの中を歩いているような、上質なリゾート空間が広がります。
そんな島内で、バロスの自然美が感じられるとっておきスポットが、何本ものヤシの木が茂るPalm Garden。
もともとあったヤシの木をできる限り残し、木々の間にテーブルセットを置き、木の陰をシェード代わりにして造られた自然の中のレストランでは、空高く伸びるヤシの木と足ざわりの良いサンドカーペットに心癒され、至福の寛ぎ時間が味わえます。
Palm Gardenから顔を覗かせるバロスのビーチに目を向けると、島の東側には島の形に添うように防波堤が築かれています。防波堤は海に黒い線が引かれたように見えるので景観が損なわれると思われがちですが、この防波堤があることで、海面上昇や悪天候によって引き起こされるビーチの浸食を最小限にとどめ、開業から50年以上経つ今でも美しいビーチが保たれています。
防波堤がなくビーチの浸食が激しいリゾートでは、ビーチに大量の砂袋が置かれたり、波打ち際にコンクリートや人工的な岩の囲いを設置するなど、逆にビーチの景観を損なう措置が取られるケースが増えてきているので、昔から設置されていたバロスの防波堤は自然美を守り抜く救世主とも言えます。
そもそもバロスは、美しいラグーン、魚影の濃いハウスリーフ、時折出現するサンドバンク、というモルディブの海の魅力を全て兼ね備えたリゾートです。島の西側は美しいラグーンが広がり、東側にはハウスリーフがあり(ピンクの矢印)、干潮時になると小さなサンドバンクが出現します(黄色の丸印)。
水上ヴィラに限って言えば、北側のヴィラは部屋からすぐにハウスリーフにたどり着けるのでスノーケリング好きの方に人気があります。南~西側のヴィラ、特に緑色の矢印付近は、濃いブルーからライトブルーへの美しい海のグラデーションがご覧いただけるので、フォトジェニックさではこちら側がお勧めです。また、桟橋の先端付近に位置する水上プールヴィラからは、干潮時に浮かび上がる小さなサンドバンクへ歩いて目指すこともできます。(ビーチからカヤックで行くことも可能)
東側のハウスリーフ(ピンク色の矢印)は魚影が濃く、特に Cayenne Grill や 白い帆を持つ Lighthouseレストラン側エリアは、ダイナミックな地形で様々な海洋生物に遭遇できるチャンスが高いです。
ビーチヴィラ(デラックスヴィラ以外)は全て東側に位置しているのでハウスリーフにアクセスしやすく、水上ヴィラのゲストでもPalm Gardenに誰でも使用できるビーチソファがあるので、そこを拠点にスノーケリングを楽しむという過ごし方もできます。
1周10分程の小さな島ですが、バロスには数日間では到底味わいきれない奥深い自然が溢れており、開業から50年以上経つ今でも美しい自然を守り抜く精神が引き継がれているので、モルディブの自然美に没入できる環境が整っています。
ポイント② 👉 最高のシチュエーションで食事を楽しむ
バロスのメインレストラン「Lime」のダイニングエリアは、天井が高く開放的で、三角屋根の側面に配された格子状のガラス窓からは澄み切った青空が映し出され、朝食シーンから海と空の青さを存分に感じられる造りになっています。
朝食は、サラダや冷菜などはビュッフェ、卵料理やパンケーキなどはアラカルトメニューから選ぶセミビュッフェスタイル。
ビュッフェが並ぶ部屋は隠れ家リゾートを感じさせるこじんまりとした広さで、8歳未満のお子様は宿泊できない大人リゾートらしく一品一品が上品に盛り付けられています。
Limeレストランの魅力は洗練された屋内スペースだけではなく、インフィニティープールが設置されたアウトサイドテラスからの眺めにもあります。
レストランの入り口は陸上にありますが、敷地のほとんどは水上に建ち、レストランの先端には海に張り出すようにメインプールが設置されています。現在、ゲストの誰もが使える公共のメインプールはほとんどのリゾートに設置されていますが、水上にプールがあるリゾートはとても少なく、バロスの他に、クダドゥ、コンラッド(ランガリアイランド)、ヘリタンス・アーラ(Infinity Pool Bar)など思いつくだけでも10リゾートに達しません。そんなモルディブでも珍しい景色を、Limeレストランから眺めることができるのです。
バロスのシグニチャーレストラン「The Lighthouse(ザ・ライトハウス)」は、2階建ての水上レストランで、白い帆のとんがり屋根が特徴です。ヨットの帆を連想させる白い屋根は青い空・青い海とのコントラストが美しく、パステルカラーの夕暮れ時や漆黒の夜には、ライトアップされた屋根とライトの灯りだけが幻想的に浮かび上がり、水上に輝く宝石のようにも見えます。
LimeレストランとCayenne Grillレストランからは、モルディブの美しい海+αでその美しいThe Lighthouseの姿もご覧いただけるので、バロスでしか味わえない景色と共にお食事をお楽しみいただけます。
どのレストランよりも海に張り出す「The Lighthouse」は、1階がレストラン、2階がラウンジになっており、夕暮れ時には生バンドによる演奏を聞きながら、モルディブでは珍しい高い目線からのダイナミックなサンセットが眺められます。
1階のレストランでは、遮るものなく広がる海と満点の星天を眺めながら、バロス自慢のシーフード料理を是非ご賞味ください。
そして、バロスに滞在したなら是非体験していただきたい唯一無二のデスティネーションダイニングが、海の真ん中に佇む「ピアノデッキ(ピアノ型のウッドデッキ)」でのお食事。空撮写真の黄色丸が「ピアノデッキ」という名の360°海に囲まれたプライベートダイニングスペースで、リゾートからはボートで行くことができます。
朝日を眺めながらのシャンパンブレックファースト、ターコイズブルーの海を眺めながらのシーフードランチ、夕日を眺めながらの特別ディナーなど、様々なシチュエーションでアレンジが可能です。170以上あるモルディブリゾートの中でも、海の真ん中に佇むプライベートデッキでお食事が楽しめる演出はバロスでしか味わえないので、是非このピアノデッキで特別な日のお食事をお楽しみ下さい。
ポイント③ 👉 あえてビーチヴィラに泊まってみる
バロスには、現在6つのビーチヴィラカテゴリー(デラックスヴィラ / バロスヴィラ / バロスプールヴィラ / バロススイート / バロスレジデンス / 2ベッドルームバロスリトリート)があります。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、バロスにもとうとう2ベッドルームが誕生しました。
ここ数年の間で、室内のインテリアをリニューアルしたり、バロススイートの数を増やしたり、2ベッドルームを造ったりと、どんどんと新しくなっていくバロス。
その中でも特にお勧めしたいビーチヴィラが、「バロスヴィラ」「バロスプールヴィラ」「バロススイート」です。
もちろん水上ヴィラも素敵な造りで美しい海が間近に眺められ、特に水上プールヴィラはサンデッキ&プールが広く、緩やかな曲線を描くように建っているのでサンデッキから周りの部屋が見えず、海しか目に入らないプライベート感は圧巻です。
では、何故、あえてビーチヴィラをお勧めするのか?
それは、バロスのビーチヴィラは、ゲストの滞在スタイルに合わせてリーズナブルなものからラグジュアリーなものまで幅広く選ぶことができ、リーズナブルなお部屋でも重厚感のある造りで居心地が良く、ハウスリーフに近いのでシュノーケリングにも最適だからです。
◎バロスヴィラ(Baros Villa/103㎡/全5室)
全5室のみ、ハウスリーフに近い島の東側に位置しており、ベッドルームはデスクとソファスペースのあるゆったりとした造り、バスルームには屋内シャワー&バスタブとバックヤードに屋外シャワーも完備しています。
ビーチ側のサンデッキにもソファ&テーブルセット&デッキチェアがあり、屋根が張り出していることで日陰もでき、全てにおいて居心地が良く実用性の高いお部屋です。比較的リーズナブルな料金も魅力ですので、1週間以上の長期滞在の方にもお勧めです。全5室しかなく欧米系ゲストに人気のあるお部屋ですので、お早目のご予約をお勧めします。
◎バロスプールヴィラ(Baros Pool Villa/134㎡/全8室)
ハウスリーフに近い島の東側に位置しており、室内はバロスヴィラ同様に、ゆったりとしたベッドルーム、屋内シャワーとバスタブのあるバスルーム、屋外シャワーのあるバックヤードが備わっています。
バロスヴィラとの一番の違いは、プライベートプール付きのゆったりとしたサンデッキで、ソファよりもゆったりと寛げるデイベッドが置かれています。ビーチで寛いだり、プールで泳いだり、広いデイベッドで読書したりと、サンデッキで様々な過ごし方を味わいたい方にお勧めのお部屋です。
◎バロススイート(Baros Suite/200㎡/全7室)
このお部屋が誕生した時は全4室のみでしたが、その人気の高さからか現在は7室まで増えました。バロススイートの一番の魅力は、邸宅の前に広がるような優雅なサンデッキで、ゆったりとした広さのプライベートプール、屋根付きの東屋にはスイング型のデイベッドが置かれ、今日一日をどの場所で過ごすか迷うほどのプライベート空間です。
そしてもう一つの魅力が、ベッドルームとサンデッキの間に設けられたリビングルーム。寝るための場所と寛ぐための場所が別々に存在することで、オンとオフの切り替えができ、より快適なリゾートライフが味わえます。また、生活時間の異なる同行者との滞在の場合、リビングルームがあることでお互いの睡眠・時間を尊重できるので、気兼ねなく過ごすことができます。
ワンランク上の優雅な滞在をしてみたい、暮らすようなリゾートライフを味わいたい方には、バロススイートをお勧めします。
バロスのビーチヴィラは全室バスタブ付きという豪華仕様、一番安いお部屋はデラックスヴィラなのですが、89㎡と少し手狭な点と、島の西側に位置するお部屋もあり、ビーチからは船の往来や桟橋を行き来する人が目に入りやすいので、できればバロスヴィラ以上をお勧めします。
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古き良きモルディブの自然美、バロスでしか味わえない特別空間、進化を続けるヴィラなど、バロスの奥深い魅力をご紹介いたしましたが、いかがでしたか。
2025年12月22日までのご滞在に適用可能な大変お得な特別パッケージには、「朝&夕食付プラン」と「朝&夕食+滞在中のお飲物付プラン」の2パターンの設定があり、ご自身のリゾートライフに合ったお食事プランを選べますので、ご興味を持たれた方は、是非お問い合わせください!